43.5インチのドライバー
ザ・ホンダクラッシックは3日目が終わりました
石川の2日目は4アンダーまで伸ばしたものの
後半6ホールで4つのボギーを叩きギリギリの予選通過でした
3日目も前半だけで3つスコアを伸ばしましたが
折り返した10番、11番で連続ボギーとなり
4バーディ後に4ボギーを喫した前日の悪い流れになりかけました
続く12番も1Wのティショットを左バンカーに入れ
3打目でピン上4mに運ぶのがやっとでした
3連続ボギーのピンチでしたが、このパーパットをしぶとくねじ込み
「あれが一番大きかった」と、悪い流れを食い止めると
直後の13番で2打目を1.5mに寄せバーディを沈めます
ベアトラップといわれる15・16・17の3ホールですが
16番、3Wのティショットでフェアウェイをとらえると
残り165ydからピンそば1.5mにぴたりとつけて
この日6つ目のバーディを奪い、良い流れで最終日を迎えます
ノーボギーのラウンドができれば、上位に食い込む可能性もあります
4打差でトップに立ったリッキー・ファウラーはこれまでの44.5インチから
今週は同じヘッド(コブラ KING F7+)で43.5インチに短くしています
第3ラウンドのフェアウェイキープ率は31/42で73.8%(8位タイ)
さらに、10番と18番で計測されている平均飛距離でも
304.2yd(12位タイ)と堂々上位につけています
「アイアンは普通のものより半インチ短いし、
5Wは40.5インチ、3Wは42インチ。
だから、ちょうど1.5インチ長い43.5インチは
良い流れだろうと思っていたんだ。
実際に使ってみるまでは分からなかったけど」
と語っていますが、ドライバーはともかく
FWは短いほうがコースでは扱いやすいものです
メーカーは飛距離性能を謳い、リッキーのドライバーより長い
実測44インチの3番もゴルファーの扱いやすさを無視して
「ドライビングスプーン」として販売している始末です
R・ファウラーが優勝すると短いFWを販売するかもしれないですね
R・ファウラー使用のドライバーですが
クラウンのカラーはオレンジではなく黒のようです
世界NO1に向けて
松山がPGAツアー4勝目を挙げました
出場選手の中でもプレーのクオリティーはずぬけ
ティーショットはほぼフェアウエーを捉えていたし
アイアンショットはフィニッシュで手を離しても
グリーンに乗っていました
松山は試合中もトレーニングをしている様です
筋肉のバランスが変わればアプローチや
パットのフィーリングが変わることがありますが
ファーマーズ・インシュアランス・オープンでも
調子は悪いと言いながらボギーの少ないゴルフでした
これほど安定感のある選手は強い
時代のタイガー・ウッズ以来と思えるほどです
TPCスコッツデールでは4年続けて好成績を残していますが
USAコールが騒がしい、完全アウェイのコースでの
連勝は素晴らしいことです
ギャラリースタンドがホールを取り囲み
2万人の観衆が見つめる最終日の16番(パー3)
アドレスに入った松山が、ギャラリーの奇声で
スイングを止め振り返りましたが
仕切り直したショットは、いつもどおりのリズムでしたが
これは並みの選手ではないことの証明です
平均飛距離は全体4位の328・7ヤードで
フェアウェーキープ率は1位の85・7%の安定感でした
タイガーのように世界ランキング1位を
何年もキープできるかどうかはまだ分かりませんが
シーズン5勝、6勝することも夢ではないし
賞金ランキング1位や世界ランキング1位
メジャー優勝など全てのものが手に入る様に感じます
今回の優勝で「マスターズ」への期待も高まります
メジャーの優勝は実力に加えて、相性がいいといった
プラスアルファが必要になりますが
2015年5位、16年7位と結果を残しています
特に昨年は、3位で最終日をスタートし
優勝を意識しながらプレーでしたが
今年の最終日に生かされることを願います
00年に海外メジャー3勝を含む年間9勝を挙げたタイガー
松山は憧れの存在に一歩ずつ近づいている様です
石川も1打差で予選落ちでしたが
初日のゴルフができれば上位争いが可能なほど
昨年と比べてショットの精度が上がっていると思います
短いバーディチャンスを確実に沈め
流れを悪くするパーパットを凌いで行けば
結果はついて来ることでしょう
以前と違って松山に取材や注目が集まることも
石川にはプラスになるでしょう
初日は松山と優勝争いをしたアン・ビョンフン、
D・サマーへイズとの組み合わせ
松山はNO1のJ・デイ、好調のJ・トーマスとの
ラウンドですが楽しみですね