ここ何年間の傾向
ライ角調整に持ち込まれたアイアンです
身長の低いお客様で、普通にアドレスすると左を向いてるアイアンでした
「当たると左でしょう?」
「全部左に行きます、自分が悪いのかと右を向いています」ということで
ネックを調整して座りを良くして、まっすぐ向くように直しました
何セット目でしょうか?
スリクソンはその傾向が強いと思います
結果として、引っかかりながら飛ぶアイアンは
コースでは使い物になりません
同じダンロップ傘下のクリーブランドウェッジをお使いですが
このモデルは鋳造品でネック調整ができません
おまけに5番が38.5インチとワンレングス長く
グリップもフックに挿してありました
グリップを抜き、角度を調整してから通常の長さにカット
めちゃくちゃだったライ角は、アドレスを見て身長に合わせ
5番アイアンを59度からに調整しました
右に飛ぶアイアンは「難しいアイアン」という
メーカーの思い込みが作った駄作です
そのくせウェッジは、かぶるとスピンが利かないため
開くように作っています
グースの強いスリクソンのPW(44度)と、出っ歯のクリーブランド50度は
数値以上にロフトに大きな開きが出ます
おまけにクリーブランドはDG、スリクソンはNSプロで総重量にも開きがあり
クリーブランドの50度は「思ったより飛ばない」ということになります
メーカーは何年間もこのような「いい加減なクラブ作り」を続けています
もっと親切な売り方をしないとだめですね