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SAMMY'S GOLF CO.,LTD.
Bangkok Studio
3FL, 593/13-14 Soi Sukhumvit 33/1, Sukhumvit Road., Klongtan-Nua, Wattana Bangkok 10110
MOBILE: 087-906-7272 (日本語)
FAX: 02-259-2662
URL: www.sammygolf.com
E-mail: sammy@sammygolf.com
Open: 12:00~20:00 (月曜定休)

打ちっぱなし(内輪話)

交感神経の働き

1937年から開催されている「AT&Tペブルビーチ ナショナルプロアマ」の舞台となる「ペブルビーチゴルフリンクス」は、太平洋に面した断崖の海岸線にレイアウトされた「風光明媚」なコースとして知られています。しかしこの美しいコースの難易度は太平洋から吹きつける海風が吹くと一変します。9ホールが海に面しており「風が重く感じる」とプレーヤーが口を揃える「海風」が時間帯によって強さも向きも大きく変わるため、スタート時間によってもコースの難易度が変わり、スコアにも大きく影響を与ることになるのです。

ペブルビーチGLのフェアウェイは比較的広いのですが、アンジュレーションが強いために芝目が海に向かって順目となり、ファーストバウンドの跳ね方によってはラフやバンカーへ転がり込み、大きなトラブルになることもあります。さらにグリーンは小さい上にアンジュレーションも強く、狙う方向によっては止めることも難しく、また芝目が強く予想外の転がりを見せる西海岸特有のポアナ芝で、しっかり打たないとショートパットでも外れてしまいます。

カリフォルニア州モントレー半島地域には、ペブルビーチの他にデルモンテ、スパニッシュベイ、スパイグラスヒル、ポッピーヒルズやプライベートコースのサイプレス・ポイントと名門コースが点在し、世界中のゴルファー憧れの場所といわれています。「全米オープン」は、通常プライベートコースで開催されるのですが、パブリックコースのペブルビーチが1972年に異例の「全米オープン」開催を果たしました。その後1982年、1992年、2000年と回を重ね2010年まで5回の開催を誇っています。ペブルビーチをはじめポッピーヒルズ、スパイグラスヒルの3コースを利用し、「AT&Tペブルビーチ ナショナルプロアマ」が、1937年から70年以上開催されていますが、今年はペブルビ-チ、スパイグラスヒル、モントレーペニンシュラの3コースを使用して開催されました。

「ペブルビーチ・ナショナルプロアマ」の第1回大会優勝者はPGAツアー通算82勝のサム・スニードです。メジャー大会ではマスターズ3勝・全英オープン1勝・全米プロ3勝を挙げ、通算7勝を挙げていますが、全米オープンだけは4度の2位止まりとなり「キャリア・グランドスラム」は達成できませんでした。しかし、ツアーのあらゆるタイトルを総なめにしたその偉業から「スラマー」と呼ばれるスタープレーヤーでした。1974年に世界ゴルフ殿堂が創設されると、S・スニードは真っ先に殿堂入りを果たしています。美しく流れるようなスイングで、世界中で140勝以上したS・スニードですが、1960年代に極度のパッティングスランプに陥ります。そこで考案したのが、クラウチングスタイルのパッティングスタイルでした。両足を開いてラインをまたぎ低くカップに正対した振り子式ユニークなストロークで、一時的にスランプを脱したのですがこのスタイルが禁止されてしまったのです。つまりラインをまたぐ打ち方が、ルール違反となったのです。そこでS・スニードは、また奇妙なスタイルを考えつきます。それは「サイドサドル」といわれるパッティングスタイルでした。それは両足を揃えラインに対して馬の鞍の横に乗っているような格好ということで「サイドサドル」といわれたのですが、生涯このスタイルで活躍しました。K・J・チョイも去年「サイドサドル」の効果を試していましたが、もし当時ロングパターという発想があればS・スニードはいち早く取り入れていたように思います。

「AT&Tペブルビーチ ナショナルプロアマ」はプロとアマチュアが組み、二人一組がチームとして参加します。プロは“プロの部”と“プロアマの部”同時にスコアを提出するという試合方式です。チーム戦はアマチュアにハンディキャップが与えられ、良いほうのスコアを採用するベターボール方式で争いますが、プロは自分のスコアも提出して72ホールのストロークプレーで戦います。予選の3日間は3コースを回り、日曜日の決勝ラウンドはペブルビーチGLでの優勝争いになります。この試合で米国PGAツアー初戦を迎えたタイガー・ウッズは、自身の開幕戦となった欧州男子ツアー「アブダビHSBCゴルフ選手権」で、最終日を首位タイで迎えるなど優勝争いを見せました。最終的に2打及ばず3位タイでしたが「完全復活」が近いことを予感させる内容でした。ペブルビーチは、2000年の「全米オープン」を制すなど「大好きな場所」と話す得意コースですが、10年ぶりの参戦となる大会で、どのようなプレーを見せてくれるのか大きな期待が寄せられました。

しかし「復活」が期待されたタイガーではなく、1イーグル、6バーディの「64」を最終日にマークしたP・ミケルソンが優勝を果たしました。その結果PGAツアーは3週連続の大逆転劇となりましたが、P・ミケルソンは6打差を逆転しこの大会4勝目、節目となるツアー通算40勝目を手にしました。2位を3打リードして逃げ切りを狙ったチャーリー・ウィは、プレッシャーからかスタートホールで短いパットを外し4パットのダブルボギーを叩きます。一方のP・ミケルソンは5番までに3バーディを奪うと、6番パー5では239ヤードの2打目をピン右手前6.5mに2オンに成功してイーグルを奪い、一気に抜け出しました。勝負のサンデーバックナインでも長いパーパットを何度も沈めピンチを凌ぎ、ボギーを叩かず迎えた最終ホールは、ティショットとセカンドショットを4アイアンでプレースメントをして、3打目をピンそばに寄せてバーディを奪う緻密なプレーでした。

C・ウィは上がり3ホールを連続バーディで締めたものの、前半の遅れを取り戻せずフィニッシュ。通算15アンダーの単独2位に終わり、悲願のツアー初勝利は叶いませんでした。惜しかったのが15番で、左の深いラフに外したアプローチがカップをかすめるナイスタッチで1mに寄せましたが、これを外しボギーとしてしまいます。しかしバーディを重ねた2位フィニッシュで、韓国勢の活躍の一角を担いそうです。

首位に4打差の単独3位からスタートしたタイガーは、前半の6番でバーディを先行させますが、7番で3パットのボギーを叩いてから失速してしまします。大事なところで去年と同じように重心が高く撫でるようなインパクトで迷いが見られ、ポアナ芝の強い目に惑わされているようでした。ピンを刺すといわれる「スーパーショット」はタイガーの専売特許でしたが、逆に同じ組のP・ミケルソンに見せつけられる展開で、6番以降は短いパーパットも外し2バーディ、5ボギーの75で「復活」は叶いませんでした。12番でバンカーからチップインの後、13番のティショットがディボットに入ってしまうアンラッキーでしたが、これは「まだ優勝は早いよ」と、ゴルフの神様のいたずらだったのでしょうか。しかし優勝争いを繰り返すことで手ごたえを感じていることでしょう。あとは最終日の「タイガーチャージ」が「復活」のための鍵のようです。

 

マスターズに向けてスイング改造が順調に見える石川ですが「まだまだ腕の力に頼っているので、もっと下半身を意識していきたい」とスイング中に体が起き上がる悪いクセを矯正し、左の壁を意識する新スイングに着手しています。そのために取り組み始めたのが「左足下がり」の素振りです。左足下がりでは左股関節から左膝、左足首までの左軸足が切り返しでずれてはうまく打てません。左足下がりでは左足に重心を置いたままスイングすることで、打ち出し方向とスピン量をコントロールできる様になります。孤軍奮闘ですがレベルアップのためのスイングチェンジを成功させてほしいですね。

石川は昨年、年間獲得賞金と1バーディ=10万円のバーディ基金を義援金にすると表明し、その合計金額は約1億3000万円に上りました。「これからもゴルフを通じてサポートしていきたい。被災された皆さんをゴルフ観戦に招待するのならプロゴルファーにもできる」と、さらなる支援を表明しています。「マスターズ」だけでなく、3月の「WGC・キャデラック選手権」も前週の世界ランク50位以内が出場条件で、今後は毎週ランクが気になる立場に追い込まれています。それでも「数字の上で明確な目標があるのはいいこと」と前向きにとらえています。

石川は「副交感神経の数値が平均よりもかなり高い」という検査結果を残していますが、緊張した状態でも最高のパフォーマンスが出せる性質の持ち主といえます。「僕はリラックスするより常にピリッとしている方がいい」と医学的にも裏打ちされた「逆境での強さ」が、デビューからの好成績の「源」でした。自律神経は、正反対のはたらきをする 2つの神経 から成り立っています。交感神経は活動時、緊張時に働き、副交感はリラックス時に働きます。アスリートが交感優位になりすぎれば興奮状態になり、両方が高いレベルでバランスが取れると、「ゾーン」と呼ばれる最高の「集中状態」になるのです。

交感神経が働くのは、活動している時で不安・恐怖・怒りなどストレスを感じている時といわれています。血管が縮んで、心拍数が増え、筋肉が緊張して、危険度を認知して状況の変化にすばやく対応できるよう、体が準備をしています。副交感神経は、修復・休息・リラックスの神経で、副交感神経が働くのは、睡眠中、リラックスしている時で、ゆったりと落ち着いている時の「からだの修復」が主な役割です。昼間の活動によってたまった疲れや、体に受けたダメージを、副交感神経に切り替わった睡眠中に修復して、元気な状態に戻すのが 副交感神経の役割です。

夜になると、昼間の交感神経から副交感神経に切りかわって、ゆったりモードになります。夜眠っている時や休んでいる時に、 副交感神経の働きはピークになりますが『夜間集中工事』と同じですね。かぜをひいた時に、ぐっすり眠ると治りが早いのは、副交感神経のおかげです。副交感神経 が活性化すると、筋肉がゆるんで血管が広がり、心拍はゆっくりとなり、内臓は活発に働きます。筋肉の中には、血管・リンパ腺・神経が通っています。血管が広がることで、栄養・酸素・体温が体のすみずみに運ばれますし、老廃物や疲労物質などの不要なものも、スムーズに排出されることになります。

お昼を食べると眠くなるのは、胃に食べ物が入ることで副交感神経が働き、胃・腸を動かす、すると副交感神経の働きで眠くなってしまうのです。手足を温めることで ⇒ 手足の毛細血管が拡張する ⇒ 副交感神経が働いてくる⇒ 眠たくなるのですが、深呼吸をするだけでも副交感神経の働きが強まり、体温が上昇することが確認されています。副交感神経の働きをコントロールできればスコアアップは間違いありません。

利き手の役割

「ベリーパター・ロングパター」の使用プロが今年も活躍しています。昨年の「フェデックスカップ」逆転でポイント1位になったビル・ハースや、悔しい2位に終わったウェブ・シンプソンは、今年も「ベリーパター」を使用し好調をキープしています。「ウェストマネジメント・フェニックスオープン」では、スペンサー・レビンが「ベリーパター」を使い3日目を終えて通算17アンダーと、大会史上最多となる2位に6打差をつけ最終日を迎えていました。しかし初優勝のプレッシャーからか前半に1つスコアを落としてハーフターン。後続が追い上げる展開で試合は一転して混戦模様となったのです。

その混戦から抜け出してきたのは24歳のカイル・スタンリーでした。11番までに4つのバーディを奪って終盤に入ると、13番のパー5でも確実にバーディを決めトップに並びます。続く14番で右から4メートルを沈めて連続バーディと単独トップに躍り出たのです。粘るS・レビンが一度は再びトップタイに並んだものの、15番のパー5で第3打をグリーン手前の池に入れるなどして痛恨のダブルボギーで後退。アマチュア時代はリッキー・ファウラーのライバルで、米国代表として「ウォーカーカップ」を戦った将来有望な逸材が、レギュラーツアー2年目で8打差を逆転し初勝利を挙げたのです。

K・スタンリーは前週「ファーマーズ・インシュランスオープン」で優勝の難しさを嫌というほど痛感させられていました。2位に5打差と大差をつけての単独首位で3日目を終了し、初優勝に手が届きそうに見えました。しかし2位のブラント・スネデカーに3打のリードを保って迎えた最終18番で痛恨のトリプルボギーと、まさかの展開でプレーオフに突入し、2ホール目で敗れて涙していましたが、わずか7日後に見事“雪辱”を果たし「これがゴルフなんだ。たくさんの人から受けた支援に感謝している。言葉がないよ」と大逆転優勝の喜びを語っていました。

「ファーマーズ・インシュランスオープン」でのカイル・スタンリーは、3日目まで87%でランク1位のパーオン率と、311,5yでランク2位のドライバーディスタンスを武器に、ジョン・ハとジョン・ロリンズを5打リードと初優勝は間違いなさそうでした。3日目の16番でロングパットを決めた後、17番パー4のティショットを3番ウッドで300y以上飛ばし、セカンドの残り155yをPWで打ったのには驚きました。同じホールでドライバーを右に曲げた、こちらも飛ばし屋ビル・ハースのセカンドは6番アイアンでした。しかしそこからK・スタンリーのショットはバックスピンがかかりすぎグリーンに乗らず、アプローチを寄せてなんとかパー。18番はスピンで戻してピン手前に乗せたのですが、短いバーディが決まらずに、すでにプレッシャーを感じているようにも見えましたが、最終日の最終ホールにまさかの展開が待っていました。

K・スタンリーは先にホールアウトしていたブラント・スネデカーに3打差をつけて最終ホールを迎えたのですが、フェアウェイから残り77ヤードの第3打はバックスピンがかかり過ぎ、グリーン手前の池に転がり落ちてしまいます。さらに5打目でグリーン奥に乗せたものの、ファーストパットをショートし、1m下りのウィニングパットを外すトリプルボギーでプレーオフに突入と最悪の展開。プレーオフでも最後は2メートルのパーパットを外して敗れていました。「18番も緊張はしていなかった。振り返っても、どう考えていたか覚えていない。難しいホールではないし、まっすぐなパー5だ。何度プレーしても8打たたく事はなかった」と悪夢のような幕切れを涙ながらに語っていました。しかし昨年の「マスターズ」で同じように最終日に崩れて敗れたロリー・マキロイと同じ様に「今すぐに顔を上げるのは難しいけれど、耐えなければいけない。僕の今シーズンの目標はこういう位置でのプレーを続けること。やってみせる」と再起を誓った翌週の、見事な「リベンジ達成」でした。

「ベリーパター・ロングパター」の持つプラス効果として一番大きなポイントは、長いパターを使うと、意識をしなくても利き手でパットをするようになるという点です。左であれ右であれ、利き手はより小さな作業をする時に、一番自然な感覚を与えてくれるはずです。柔らかい物を包丁で切るような優しい動きや、金槌で釘を打ち込むような強い動きには間違いなく利き手を使います。パッティングストロークで距離を調節するには「利き手の感覚」を重視することです。

ストローク中もう一方の手の役割は「利き手の邪魔をしない」様に、クラブを安定させるだけの役割となります。「ベリーパター・ロングパター」はグリップエンドをお腹、胸、アゴに押しつけた状態で利き手だけで振ると、ストロークの安定感が増します。過去に「利き手」だけでのパットを実践したプレーヤーの記録が残っています。1926年にジョー・ターネサは「メトロポリタン・PGA」で優勝した時に、右手だけでパットしたそうで、左手は体の脇にぶら下がっていたと記録されています。1980年代から1990年代に活躍した、マイク・ハルバートは、1995年のシーズンはほぼすべて右手だけのパットでラウンドしています。その年に優勝はしていませんが、ツアーに参戦した中でも好調なシーズンだったということです。しかしJ・ターネサとM・ハルバートはこの方法を続けませんでした。J・ターネサ逝去する前に「利き手ストローク」をあきらめた理由を聞くことができなかったようですが、M・ハルバートは「仲間のプレッシャーがあり、もう一方の手をクラブに戻した」と語っています。

ベン・ホーガンは、1948年に発行された教本「Power Golf」に「パッティングでクラブを握る時は、リバースオーバーラップグリップにし、右手の全ての指がシャフトに触れるようにして、右手でパッティングすると」述べています。また全盛期のタイガー・ウッズは少なくとも30分は右手だけでパッティング練習をしていました。ジャック・ニクラスは、自分のパッティングストロークについて「ある意味ボールを押している感じ」と表現していますが、もちろん「利き手」である右手の「フィーリング論」です。

一般論として知られている、パターを肩だけで動かす「ショルダーストローク」だと、空中に浮いた両手手首がターゲットラインから外れやすく、グリップエンドを体のどこかに押し付けたストロークの方が、安定したペースを保つパッティングストロークが可能になります。またロングパターはヘッドがかなり重いので、肩だけを使ってクラブをコントロールするのは難しくなります。肩はクラブに触れている訳ではないので、手と同じような繊細さやタッチを持ちません。クラブに触れている繊細な動きが出来る「利き手」でコントロールする方がやさしいのです。

メーカーはコンピューターでのシミュレーションとスイングロボットによる試打データにもっともらしい理論武装で新製品を発売します。しかしゴルフはコンピューターゲームではありません、生身の人間がプレーするものです。ハイテクよりフィーリング、突き詰めれば人間の感性に勝るものは無いということです。目で見た情報をいかに手先で表現できるか(Hands eye coordination)が重要です。この手加減を実践するにはボールを利き手で地面に転がす練習から、パターを使ってボールを打つ練習に移行するといいでしょう。右打ちの場合ボールを転がすのは右手です。そして「利き手」の右手には、すでに「ハンズ・アイ・コーディネーション」の能力が芽生えているはずです、いつも通りセットアップしてから左手を背中に回して右手一本だけでボールを転がした時と同じイメージでボールを打つ練習を始めてください。

ボールを転がす練習でボールを強く握りしめたり、リリースの瞬間に指先に力を入れたり、反対に力を抜いたりしては転がりが安定しません、大切なことはグリップを柔らかく握りその強さを最後まで変えないことです。そうすることでパターを持っている右手とパターヘッドのスピードの変化がボールの初速に変化を与えて距離に対応できるようになります。右手とパターを一体化し、パターという道具を扱うのではなく、腕や手の延長として動かすイメージが描ければ最高ですが、グリップエンドを体のどこかに固定する「ベリーパター・ロングパター」の打ち方の方が「ハンズ・アイ・コーディネーション」に適しています。

 「ベリーパター・ロングパター」を練習で使用し、本番で従来のショートパターに戻すプロも増えています。また「ベリーパター・ロングパター」からショートパターに戻し、パッティングが好調になったプロゴルファーもいます。一度「ベリーパター・ロングパター」を使うことで「利き手」の意識が高まるからではないでしょうか。P・ミケルソンは「短いパターに戻すことにした。ベリーパターが自分にとってショートパットの助けになることを実感し、試してみることにしました。私はもともと少しパターを引きずる傾向があり、うまくリリース出来ないことがあるので、ベリーパターはショートパットでは非常に易しくストロークを繰り返すことができた。しかしヘッドのタッチやフィーリングを感じにくく、ショートパターを使うときのように効果的に手を使うことが出来ない。つまり同時にプラスもありマイナスもあるということだ。もしキーガン・ブラッドリーやウェブ・シンプソンのように数年使って慣れていれば、素晴らしい方法だと思う」と、ショートパターに戻した理由を明かしています。

さらにP・ミケルソンは「自分はパッティングにそんなに易しい近道はないと思う。どんな方法を使うにしても、ラインを見つけ正しいスピードでストロークしなければならないことに変わりはない。自分はベリーパターに近道を求めていたのだと思う」と「ファーマーズ・インシュランスオープン」の前に語っています。「ベリーパター・ロングパター」を使用することで、パッティングストロークの複雑さが減るのは間違いありませんが、ホールに向かって正しく立つことはショートパターと同じように重要で、グリーンを読むことのほうがパッティングの最も難しい部分なのです。しかし「ベリーパター・ロングパター」がパッティング技術を単純にしてくれるのは間違いなく、一部の伝統的な考えを持つ「ルールの番人達」は禁止するべきと「ベリーパター・ロングパター」に反旗を翻していますが、規制されることになるのでしょうか。

 「HSBCゴルフ選手権」では、復活をかけてR・ロックと並んで首位タイからスタートしたタイガー・ウッズが、2番、3番で連続バーディを奪うものの、続く4番、5番を連続ボギーと波に乗れませんでした。8番でロックがボギーを叩くと9番でタイガーがバーディを奪い1打差でハーフターン。しかし勝負のサンデーバックナインでタイガーは10番をボギーと、挽回のチャンスを得られないままのホールアウトでした。首位に2打差の3位タイからスタートしたR・マキロイは、4バーディ、1ボギーと3ストローク伸ばして単独2位に入りました。タイガーと同じく3位タイには、2010年の「全米オープン」覇者、グレーム・マクドウェルが12番でホールインワンを決めて入り、昨季3勝を挙げているトーマス・ビヨーンも68で3位タイと実力者が上位を占めました。タイガーの復活劇は見られず、ロバート・ロックが終始リードを保ち逃げ切り、2011年の「BMWイタリアオープン」に続くツアー通算2勝目を飾りました。2打リードで迎えた13番のボギーで追いつかれそうになりますが14番・16番とバーディを奪い、最終ホールはボギーでしたが一打差で逃げ切りました。相変わらず重心が低く安定したスイングでしたが、ビッグネームを相手にした勝利は自信になるはずで、今年こそメジャーで活躍を期待しますが「全英オープン」向きのスイングです。

 「ファーマーズ・インシュランスオープン」の石川は、4日間とても良いゴルフをしていました。2日間69で予選を通過した3日目。スタートホールで長いバーディパットをオーバーし2mの返しを外した3パットでも崩れることなく、6番は強め、7番曲がるラインをジャストタッチで連続バーディを決めていました。8番はアプローチミスでボギーとしますが9番・11番と取り返し、13番のイーグルパットはカップにけられてのバーディと惜しいラウンドでしたが、4日連続の69で11位まで順位を上げて終了。最終日もあとひとつ伸ばしてベストテン入りを果たせば、次の試合の出場が可能でした。調子が戻り試合に出て世界ランクを上げたいところでしたが残念でしたね。帰国後「まだ理想には程遠い。左の壁が流れてしまっている」と振り返っていましたが「常にゴルフのことに繋げてやっているので、自然と練習も厳しくなる。スキを見せちゃいけない」と、自分のゴルフを信じて、真摯に取り組む練習で「課題」をクリアしてきていている姿勢が素晴らしく、これからが楽しみですね。最終日は久しぶりに良い笑顔が見られました。

 

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