Sammy's Golf Studio
LinkContact Us |  
HOME
SHOP
FITTING
GOLF GOODS
GOLF COURSE
BLOG
Sammy's Golf Studio - Kankokutei
最近の記事
■8月1日 ルール変更
■7月15日 ホスピタリティ
■7月1日 P・ミケルソンの奇行
■6月15日 本番力
■6月1日 ツアーの今後
■小平PGAツアー優勝 5月1日
■マスターズウイーク 4月15日
■ルール変更 4月1日
■ベースボールグリップ 3月15日
■3月1日コラム

アーカイブ
■November 2018 (5)
■May 2018 (4)
■March 2018 (2)
■February 2018 (4)
■November 2017 (2)
■October 2017 (2)
■September 2017 (1)
■August 2017 (1)
■February 2016 (1)
■December 2015 (4)
■September 2015 (2)
■July 2015 (1)
■June 2015 (1)
■May 2015 (1)
■February 2015 (5)
■November 2014 (1)
■October 2014 (2)
■September 2014 (2)
■August 2014 (2)
■July 2014 (2)
■June 2014 (1)
■May 2014 (3)
■April 2014 (1)
■March 2014 (3)
■February 2014 (1)
■January 2014 (2)
■December 2013 (2)
■November 2013 (2)
■October 2013 (3)
■September 2013 (1)
■August 2013 (2)
■July 2013 (2)
■June 2013 (3)
■May 2013 (2)
■April 2013 (1)
■March 2013 (3)
■February 2013 (1)
■January 2013 (3)
■December 2012 (1)
■November 2012 (2)
■October 2012 (2)
■September 2012 (3)
■August 2012 (2)
■July 2012 (2)
■June 2012 (2)
■May 2012 (2)
■April 2012 (1)
■March 2012 (1)
■February 2012 (2)
■January 2012 (2)
■December 2011 (2)
■November 2011 (3)
■October 2011 (2)
■September 2011 (2)
■August 2011 (2)
■July 2011 (2)
■June 2011 (2)
■May 2011 (2)
■April 2011 (2)
■March 2011 (2)
■February 2011 (2)
■January 2011 (2)
■November 2010 (2)
■October 2010 (1)
■September 2010 (2)
■August 2010 (1)
■July 2010 (1)
■June 2010 (1)
■April 2010 (2)
■March 2010 (2)
■February 2010 (1)
■January 2010 (2)
■December 2009 (3)
■November 2009 (2)
■October 2009 (2)
■September 2009 (2)
■August 2009 (2)
■July 2009 (2)
■June 2009 (2)
■May 2009 (2)
■April 2009 (2)
■March 2009 (2)
■February 2009 (2)
■January 2009 (2)
■December 2008 (2)
■November 2008 (2)
■October 2008 (2)
■September 2008 (2)
■August 2008 (2)
■July 2008 (2)
■June 2008 (2)
■May 2008 (2)
■April 2008 (2)
■March 2008 (2)
■February 2008 (2)
■January 2008 (2)
■December 2007 (2)
■November 2007 (2)
■October 2007 (2)
■September 2007 (2)
■August 2007 (2)
■July 2007 (2)
■June 2007 (2)
■May 2007 (2)
■April 2007 (2)
■March 2007 (2)
■February 2007 (1)
■January 2007 (2)
■December 2006 (2)
■November 2006 (2)
■October 2006 (2)
■September 2006 (1)
■August 2006 (2)
■July 2006 (2)
■June 2006 (2)
■May 2006 (2)
■April 2006 (2)
■March 2006 (2)
■February 2006 (2)
■January 2006 (1)
■December 2005 (2)
■November 2005 (2)
■October 2005 (2)
■September 2005 (2)
■August 2005 (2)

image shop

SAMMY'S GOLF CO.,LTD.
Bangkok Studio
3FL, 593/13-14 Soi Sukhumvit 33/1, Sukhumvit Road., Klongtan-Nua, Wattana Bangkok 10110
MOBILE: 087-906-7272 (日本語)
FAX: 02-259-2662
URL: www.sammygolf.com
E-mail: sammy@sammygolf.com
Open: 12:00~20:00 (月曜定休)

打ちっぱなし(内輪話)

日本オープン・石川の今後・11月1日

去年10月の私のブログを見ると、洪水がアユタヤを襲ったのは「日本オープン」開催時でした

去年の大会はB・サンムンが優勝したのですが、佐藤信人のカムバックが話題になり

2週連続優勝がかかった久保谷と共に、最終ホールまでB・サンムンを追い詰めた大会でした

難しいセッティングで今年もアジアでも戦っているメンバーの戦いになりました

 

「日本オープン」が開催された「那覇ゴルフクラブ」はメジャートーナメントに備え

大掛かりな改造をしたようでした。久しぶりに見た印象では平坦な地形は変わらず

しかしグリーンを一段高くしたため周辺の傾斜が強くなっているようでした

グリーンの硬さはタイのコースのようで、ラフからはグリーンに直接落とすと

転がり落ちてしまうコンパクションになっています。コンパクションとはグリーンや

フェアウェーなどの硬さ表すために使われる尺度で硬くなるほど数値が大きくなり

日本のトーナメントのグリーンでは 12-14 前後に設定されています

コンパクションが 14以上のグリーンになると ピッチマークがほとんど付かない状態で

メジャー設定の硬さともいえます。一般的には、11-12 程度のグリーンが多いようですが

10以下のグリーンは、大きなピッチマークが出来る軟らかめなグリーンということになります

 

硬いグリーンから転がり落ちたボールは、真上から見ないと見えないほど

日本では珍しいティフトン芝のラフに深くもぐってしまいます

このライはかなりのスピードで振り抜かないと打ち出せません

しかしそこからは下り傾斜に対して硬いグリーンに向かうアプローチを打たなくてはいけません

少しでも強く出て飛びすぎると、長いパーパットが残り3パットでダブルボギーという

最悪の流れになり、1ホールで大きくスコアを落とすことにもなります

またそれを嫌って緩むと、ショートしてグリーンに届かないという場面もよく見られるのですが

タイをはじめアジアではよくあるティフトン芝のラフからのショットは

経験で覚えるしかない難しいショットです

 

アジアに軸足を持つプロゴルファーが優勝争いをしたのは当然ともいえますが

最終日までトップの平塚は一昨年のアジアンツアー賞金王です

4位で最終日を迎えた宮里優作も今年からアジアンツアーに出場していますが

子供の頃からラウンドしている地元のコースは有利だったのでしょう

2位のJ・パグンサンは昨年のアジアンツー賞金王で、昨年プレーオフで負けた久保谷も

アジアンツアーの常連で、6位で最終日を迎えていました

積極的に海外で戦う池田が4位、藤田も7位と逆転が狙えるポジションにいました

 

午後なると風が強くなり、ピンポジションも厳しくなるため優勝スコアはどこまで落ちていくのか

予想ができませんでした。沖縄にこれだけ難しいセッティングが出来るのは

現地とコースの協力のおかげです。男子ツアーレベルアップのためには

毎年トーナメント開催をお願いする必要がありそうです

「日本オープン」は日本人に勝って欲しいと思っていましたが

残念ながら平塚が崩れ、安定したゴルフでトップに立ったのはJ・パグンサンでした

しかし2打リードして迎えた17番パー3でティーショットを池に打ち込みダブルボギーとして

最終ホールでナイスパーセーブの久保谷と並んでしまいます

優勝目前だったJ・パグンサンは18番ホールで、プレーオフに残るための

1.5mのパーパットも外し2位に終わりました

 

最後まで我慢した久保谷が昨年のリベンジを果たして優勝しましたが

4日間のラウンドでダブルボギーが無かったのも勝因のひとつでしょう

今年は中日クラウンズの初日トップで6位に入って以来、活躍が無かったのですが

02年に「日本プロ」を制して以来のメジャー優勝でした

久保谷は「02日本プロ」の翌週「マンシングオープン」も制し2週連続優勝も経験しています

03年には米PGAにも挑戦していますが、シード入りならず

04年から日本ツアーに復帰していますが、シーズンオフやオープンウィークには

アジアンツアーにも積極的に参加していました

PGA参戦は打ちのめされ、辛く苦しい思い出なのかもしれません

最後まで練習場に残るプレーヤーとしても有名ですが、しかしそれも含め

すべての経験と努力を「ゴルフの神様」が見ていてくれたのでしょう

 

本当に惜しかった平塚にも、きっとチャンスが訪れます

世界とアジアの経験者が上位を独占した大会でしたが

様々な条件での経験の差が明らかでした

この結果を見れば、アジアンツアーから得られる何かを求めて

若手はまず「アジア」に目を向けてほしいものです

16番のパットが悔やまれる宮里も足りないものを埋めるため

シーズンオフはアジアンツアーに参戦してくれるでしょう

沖縄には世界に席巻するゴルファーが登場する土壌があるように感じます

台湾もそうですが風に強いのが島出身のゴルファーの強みです

K・J・チョイは修行時代、韓国南部の風の強いビーチでバンカーショットを練習したといいます

韓国ではYE・ヤンをはじめ済州島出身のプロゴルファーが難しいセッティングに強いのですが

風が吹かない日がほとんど無い場所で育ち、当たり前に風が吹くものと準備しているからでしょう

日本ゴルフ界はトーナメントの沖縄開催に注目するべきです

平塚が「ヨーロッパの選手たちなら、普通にプレーしているはず

向こうならこのくらいのスコアじゃ優勝争いできていない」と2日目に語っています

世界に通用するプロゴルファーを育てるには、どうしたら良いかが示された大会でした

 

また今回が最後ともいわれる青木功、尾崎将司、中嶋常幸の3人の

同組ラウンドが初日から大きな話題になりました

7年ぶりとなるAON三つ巴の直接対決で、初日は青木プロがリーダーズボードに

名を連ねるほど華やいだ予選ラウンドでしたが、青木、ジャンボはともに

通算18オーバーの90位タイで予選落ち

その一方で57歳の中嶋は初日「73」2日目を4バーディ、7ボギーの「74」でまとめ

通算5オーバーで終え、首位の平塚哲二とは4打差の3位タイと

絶好の位置で決勝に進出したのです

中嶋は「僕が一番ワクワクしていた。あの2人と一緒に回るには、一体いくらくらいかかるだろう」と

笑顔で答えていました。それぞれのプレーは全盛期には程遠いはずですが

プライドをぶつけ合うプレーは見るものに感動すら与えました

「2人が気を使ってくれて『お前は良いところで回っている、邪魔しないから』というオーラが出ていた

エールを送られている感じだった」と、しのぎを削ってきた戦友だからこそ

共有できるゴルフに対する想いを、楽しそうに語っていました

 

「全英オープン」でのトム・ワトソンやグレッグ・ノーマンの様な

「自身の経験の全てを武器に」コースと戦うシニア世代の優勝争いが可能なポジションでした

「華やかな先輩」とのラウンドでしたが「後輩中島」には

2人からの無言のエールを力に変える覚悟は当然あったはずです

狙うのはトップ10入りではなく頂点だったに違いありません

バーディ合戦では通用しなくても我慢比べなら勝機があると

「残り2日間、まだまだ風よ吹け、台風よ、近くまで来てくれ

昔から俺のひとつのとりえは忍耐強いところ。ポリシーみたいなところだ

条件がタフになるのは他の選手よりありがたい」と、天候によりさらに条件が厳しくなることで

5回目の「日本オープン制覇」を狙っているようでした

 

結果は、予選2日間の先輩とのラウンドの疲れが出たのか

3日目79、最終日は7519位タイでしたが立派なラウンドでした

今大会の予選カットライン通算13オーバーは、古賀ゴルフ倶楽部で開催された

2008年大会と並ぶ最多オーバーパーでしたが「世界一と言われた青木さんが

あれだけ驚くショットを打ってきたジャンボが、どうにもならないホールがあったんだ

それではお客さんは面白くない。技術が活かされるセッティングでないと

全米オープンを例に出すのは良くないかもしれないが、4日間パープレー位の優勝争い

そんなコースセッティングをJGAも、世界と交流を持って、パイプを太くして

そういう技術を身につけて欲しい。ただただ、ボギーばかりでは面白くない」と

セッティングを整える側に対する注文も忘れませんでした

AONの置き土産」として語り継がれる、日本のゴルフ界にとっての財産ともいえる予選2日間でした

 

今季の石川遼のゴルフは「どうしたら自分が目指すゴルフができるのか」を追い求め

もがき苦しんでいるようです。最善の策と信じられる「試行錯誤」を重ねた結果

どこへ向かって歩き出そうとしているのかまで分からなくなっているようにも感じます

1月初旬から米ツアーの「シード権」を獲得するためのスケジュールを組んでいましたが

世界に通用するスキルを身につけることが最大の目的だったはずです

石川の今季のスケジュールを改めて見ると、1月初旬から「マスターズ」まで8試合

続いて5月末から6月の「全米オープン」を挟んで「トラベラーズ選手権」まで5試合

さらに7月の「全英オープン」から8月の「全米プロ」を挟んで「ウィンダム選手権」まで5試合と

4大メジャーを含めて計18試合米ツアーに参戦しています

 

石川は「かなりハードなスケジュールだけど、米ツアーでやり抜くには

それだけの体力強化も必要。実際、体重は3kgほど増えて

筋肉もついてきています」と語っていますがこの筋力強化や肉体改造が

マイナスに働いたシーズンでした。ジャンボがスランプに陥った時もそうでした

「世界に通用するゴルフとスイングを身につけたい」とジャンボは肉体を鍛え直したのですが

世界レベルのスイングが保てる肉体作りと、その肉体に合ったスイングを作り上げるのに

絶頂時ジャンボでさえ3年以上の時間を要しました

石川は、それを1年間でやってのけようとしているのです

石川の気持ちの中では、来季の米ツアーでしっかりと結果を出すための肉体と

スイングを完成させたいということなのでしょうが、さすがに1年では思いように行くはずもなく

結果を残すのは無理なことのように思います

 

「日本オープン」も20オーバーの35位タイに終わっていますが

「スコアを見るとガタガタだけど、内容を見れば問題ないと思います」と語っていました

米国本格参戦の時期が近くなりましたが、ビッグブランドと総合契約が

交わされるのではないかと思います

タイガーを含むトッププロを有するナイキや、R・マキロイ、A・スコットと

総合契約を交わしているタイトリスト。D・ジョンソン、J・ローズと総合契約しているテイラーメイド

石川がボールを使用しているスリクソンや、石川が以前パターを使っていた

オデッセイを傘下に置き、P・ミケルソンやプレジデントカップで石川のパートナーだった

E・エルスを擁するキャロウェイも虎視眈々と石川を狙っているでしょう

石川にしても契約メーカーのチームとしてのサポートは絶対に必要です

トッププロとの、チームとしての練習ラウンドは大きなプラスになります

契約によってはタイガーやミケルソンと一緒に、メーカーのチャーターした

プライベートジェットでの移動という可能性もあります

広大なアメリカの移動はサポートチームに任せ

自分のスタイルを確立させる努力を優先させるべきです

まだシーズンは終わっていませんが、石川の大いなる成長に期待しましょう

ライダーカップ 10月15日

米国と欧州の2年に1度の対抗戦「ライダーカップ」も、最終日大逆転で欧州チームが勝利して

幕を閉じました。賞金のない「ライダーカップ」ですが、米国や欧州の選手にとって

「何よりも大切な大会」といっても過言ではないでしょう

彼らにとってライダーカップは常に夢であり、目標であり

ギャラリーの応援の仕方も大きく違いますが、選ばれることは大変名誉なことなのです

「ライダーカップ」が創設されたのは1927年でした

当初は米国と英国の対抗戦として始まったのですが

やがて英国にアイルランドが加わり、79年からは欧州全域に拡大され

現在のような「米国対欧州」の団体戦になりました

 

競技方式はフォーボール、フォーサム、シングルスの3種類

両チームとも12名のメンバーで構成され、そのうち10名はポイントランクから選出

残る2名はキャプテン推薦というのが長年の形式でした

しかし近年はポイントランクもキャプテン推薦枠の数も各々のチームで

独自の形式を取るようになり、欧州はキャプテン推薦が2名、米国は4名になっています

欧州チームに抜擢されたのはニコラス・コルサートでした

 5月に行われた「ボルボワールドマッチプレー選手権」の準決勝第1試合

ラファエル・カブレラベローとニコラス・コルサートの対戦は、オールスクエアが続く接戦で

延長20ホール目にN・コルサートがアップを奪い勝利

準決勝第2試合はグレーム・マクドウェルとポール・ローリーが対戦

G・マクドウェルが2アップでP・ローリーを制し、N・コルサートとの決勝に駒を進めました

悪天候の中迎えた決勝戦の前半は、N・コルサートがアップを奪っても

ゲーム巧者のG・マクドウェルにオールスクエアに戻すという展開でした

後半は常にN・コルサートがリードを奪い、1アップで接戦を制し

メジャーチャンピオンのG・マクドウェルに勝利したのですが

マッチプレーでの勝負強さがベルギー出身として、初めて代表に選出された理由でしょう

N・コルサートは2011年「ボルボ中国オープン」でツアー初勝利を挙げると

昨年の「ボルボワールドマッチプレー選手権」では3位

「ボルボゴルフチャンピオンズ」では4位でした

今季も「ボルボ中国オープン」では2位フィニッシュと

ボルボがスポンサーをする大会で数々の好成績を残しています

 「厳しいコンディションでよくプレーできた。対戦相手は全米オープンを制した

マクドウェルだから、このような悪コンディションの中でタフなゲームになると予測していた

勝てて本当に嬉しい」と、今季初勝利、ツアー通算2勝目の喜びを語っていましたが

「全英オープン」7位の後参加したPGAツアーの「ウインダム選手権」でも7位

直近の2試合「KLMオープン」8位タイ「BMW・イタリアンオープン」では5位タイと

何故か乗り物がスポンサーの大会で強さを発揮しています

 

平均飛距離316ヤードというN・コルサーツは「史上最長のストレートヒッター」と

評価されていましたが29歳と中堅で、昨年までは無名の存在が

欧州チームの「ライダーカップルーキー」として選ばれたのです

もう一人は「ライダーカップ」の実績と、やはりマッチプレーの強さから

イアン・ポールターが選ばれました

米国キャプテンのデービス・ラブⅢ世はスティーブ・ストリッカー

ジム・フューリック、ダスティン・ジョンソン、ブラント・スネデカーの4名を選出しましたが

人気者のリッキー・ファウラーは選出されませんでした

 

ランキングで「ライダーカップ」出場を決めていたババ・ワトソンの

去年の「フレンチオープン」で見せた奔放な態度に、地元の欧州では非難が集まっていました

欧州のメディアは、B・ワトソンがビデオ撮影、携帯電話使用の禁止を無視した

ギャラリーを批判したことを大きく取り上げたのです

確かに欧州の選手はそれほどシリアスな対応はしませんが

ルーブル美術館や他のパリを代表する建造物の名前を知らなかったことを挙げ

「甘やかされた環境で育った世間知らずプロゴルファー」とアメリカを代表する

「マスターズチャンピオン」をこき下ろしたのです

PGAツアーでは何もかもが全て同じ条件になっています

スポンサーから送迎の専用車がついて、同じビュッフェスタイルの食事と

プレー後にはビールを提供するバーもあり、スポンサーを巻き込んで

ショー的な派手な演出が多いのも確かです

欧州勢の強さは、選手同士の強い繋がりとツアー組織そして

開催コースとの連携で成り立っているように思います

欧州ツアーは毎週、全く環境の異なる場所での連戦が続きます

選手達は「環境に対応すること」ができなければ良い成績は残せません

PGAと欧州ツアーはグリーンの速さ、それに芝の長さという環境条件を

近く設定するのを目標にすべきという意見もありますが

欧州ツアーはアフリカ、アジア、オーストラリア、欧州各国はもちろん

中東でも大会を開催する為、基準設定が極めて困難なのです

アメリカでは気候条件が良い時期を選んで、毎年開催する地域が決まっていますが

そのためメジャー以外は統一基準に沿ったコースセッティングが可能です

欧州では同じコースでも焼けつくように暑い日もあれば急激に気温が下がることもあります

雨が降ったかと思えば強風が吹きすさぶ、というように変化に富んだ気候条件の

急激な変化に対応しなくてはいけないという、その辺のツアー環境が

前回2010年の「ライダーカップ」で欧州代表が勝利し

1985年以降の成績で欧州チームが米国チームより2倍勝っているという

最近の「米国劣勢」を生んでいるのでしょう

今回の「ライダーカップ」は、地元米国チームのキャプテンを務めるデービス・ラブⅢ世が

開催コースのセットアップを決める権利を持っていました

チームミーティングの意見に合う条件にすることが出来るのですが

ファーストカット部分を10ヤード幅と広くしていましたし、フェアウェイの芝と

大差無い長さに刈るように条件を出していました

大きく曲げる事が多い、B・ワトソン、P・ミケルソンが2打目からでも

リカバリーできるように配慮したのでしょう

しかもティグラウンドを選択してホールの長さも変えることができ

さらにピンポジションも、D・ラブに選択する権利が与えられているという

大きなホームアドバンテージが与えられ「強いUSA」の復活に期待が集まりました

 

スタートから米国選手がギャラリーを煽り大歓声の中スタートするという

普段ではありえない、ギャラリーを巻込み明らかに米国有利な条件で

初日から米国チームがリードを奪いましたが

キャプテン推薦のN・コルサートはリー・ウェスウッドと組んだ午後のフォアボールマッチで

1イーグル8バーディを奪い勝利に貢献しました

タイガー、S・ストリッカー組みが16番でバーディを奪い欧州1アップと迫られた

17番パー3、タイガーはティショットをピンそば1mにスーパーショット

しかしN・コルサートが8mのバーディパットを先に沈めてこのホールを引き分けに持ち込みます

初日3ポイント対5ポイントとリードを許した欧州チームでしたが

最後のマッチとI・ポールター、J・ローズ組みがともにタイガー・S・ストリッカーの

エースチームに勝利したことで、キャプテン選出が間違っていないことが証明されました

 

2日目は「GO!EUROPE・SEVE」の飛行機雲を見ながらのスタートでしたが

米国チームで「ライダーカップデビュー」を果たしたK・ブラットリーの勢いが止まりませんでした

いずれもP・ミケルソンと組んで、初日に2勝をあげると

2日目は午前のフォアサムでL・ウェストウッド、L・ドナルドという強豪ペアに

同フォーマット最多差タイとなる7&6で勝利とエース的な活躍でした

コース上で激しく感情表現する姿が印象的なK・ブラッドリーは

「ストロークプレーでは、絶対にあんなことはしない。でも、ここではフィルがいてくれる

たとえグリーンを外して、林に打ち込んでも、そこからどう取り返すか知り尽くしている

ゴルフ殿堂プレーヤーがいれば、リラックスして居られる」と

将来のキャプテン候補ともいわれるP・ミケルソンの援護の重要さを語りました

 

最終日のシングルス戦へ、4ポイント差をつけられて挑むことになった

欧州チームキャプテンは「私は信じている。まだ終わったわけじゃない

これがセベ(バレステロス)から学んだことで、選手たちに伝えようとしていることだ

本当に終わるまでは、終わりじゃない、明日はまだ12試合ある

困難な仕事であることは確かだが、まだ終わっていない。シンプルなことだ」と

最終日の逆襲を、故郷の英雄に誓っていました

欧州チームが「ライダーカップ」を持ち帰るには、引き分けの場合

ディフェンディングチームが持ち帰るという規定があるため

8ポイント以上を獲得する必要がありました

 

アメリカカラーのウェアで真っ赤に染まった敵地での最終日

キャプテンの戦略は、ランキング上位選手を先行させポイントを稼ぎ

流れを引き寄せるというものでしたがそれが見事に決まりました

L・ドナルド、Iポールター、R・マキロイ、J・ローズ、P・ローリーと

5連続ポイントで米国を追い上げます

2試合落とした後のない状況で、セベの想いを受け継ぐ

セペインのS・ガルシアが上がり2ホールを連取して逆転勝利で繋ぎます

M・カイマーが1UPで最終ホールを迎えたS・ストリッカーとの戦いは

2パットで勝利というバーディパットをM・カイマーが2m弱オーバーしグリーン周りは騒然となりました

外せば米国勝利に流れが傾く重要なパットを、M・カイマーが決め欧州がポイントで逆転したのです

欧州チームのエース格の活躍をしたのはI・ポールターでした

出場全試合4勝を挙げ、やはりキャプテンの選出に応えました

 

最終組は16番でF・モリナリのバーディが惜しくも決まらず、

7番では奥からのアプローチをミスし、タイガーにリードを奪われて最終ホールを迎えます

このままタイガーが勝つのが当たり前の展開に思えました

しかし左奥からのバーディパットを80cmに寄せたF・モリナリに対し

右エッジからアプローチを狙ったタイガーのボールはカップに蹴られ

ボールに勢いがつき1.2mのパーパットが残ります

タイガーが決めれば14対14の引き分けでしたが

誰もが目を疑うようなラストシーンが待っていました

タイガーのパーパットは左をすり抜けてしまったのです

しかしタイガーは次の瞬間F・モリナリのマークを拾い上げ

F・モリナリに重圧のかかるパットを打たせませんでした

 

F・モリナリがパーパットを外しても「ライダーカップ」は欧州に持ち帰られることは決まっていました

それだけに打たせたくないというのが、タイガーの正直な気持ちだったのでしょう

1969年の大会は、初めて引き分けになった大会でした

その最終ホールでも同じようなドラマが起こっています

同点で迎えた最終組はJ・ニクラウスとトニー・ジャクリンというメジーチャンピオン同士の戦いは

最終18番のパー5までもつれ込んだのですが、ともにセカンドショットをグリーンに乗せ

T・ジャクリンがイーグルパットをショートした後

J・ニクラウスのイーグルパットはカップを2m弱オーバー

しかしJ・ニクラスは外すと負けというプレッシャーのかかるバーディパットを決め

1927年にスタートしたこの大会は初めて引き分けとなったのです

カップからボールを取り出すと、T・ジャクリンのマーカーに手を伸ばし

それを拾い上げたことが語り草になっています

J・ニクラウスはT・ジャクリンと握手をすると、その肩に腕を回し

「君はあのパットを外さなかったと思う、でも、あの状況の中でパットするチャンスはあげないよ」と

話したといいます

この振る舞いは、のちに「ザ・コンセッション」と呼ばれ

ゴルフでスポーツマンシップを示す最高の瞬間と称えられることになったのです

仲間意識と友情が生んだ、国際大会の理想的な姿として語り継がれていますが

カップを防衛することこそ、J・ニクラウスの心の中にあった

「ライダーカップ」に対する想いだったのでしょう

「もし引き分けだったら、我々はカップを防衛できるが、見方によれば

イギリスとイギリス代表にとって引き分けは大きな勝利で、トニーを立場上、追いやりたくなかった

万が一、パットを外してしまったら、その時は彼がスケープゴートにされる

彼はあれだけ偉大なるヒーローなんだから、それはフェアじゃないと思ったんだ」と語っています

タイガーも「ライダーカップ」がかかっていたら最後のパットは違っていたことでしょう

日本にこのように素晴らしく感動的な団体戦がないのは、とても残念なことですね

 

 

<< 1 >> 1ページ中1ページ目


| Home | Shop | Fitting | Golf Goods | Golf Course | Link | Blog | Contact Us |
(C)Sammy's Golf Co.,Ltd. All right reserved.