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E-mail: sammy@sammygolf.com
Open: 12:00~20:00 (月曜定休)

打ちっぱなし(内輪話)

全米オープン 7月1日

「第113回全米オープン」が終わりました。今年の開催コースは、

32年ぶりとなる「メリオンGC」でしたが、全長が6996ヤード(パー70)と、

近年の7000ヤードを超えるコースに比べると短くなっていました。

「世界一難しいセッティング」と言われる「全米オープン」が易しくなることはなく、

500ヤードを超えるパー4や、600ヤードを超えるパー5が存在し、

各ホールとも狭いフェアウェーの両側には深いラフとバンカーが配置され、

ティショットでは落としどころが見えないホールが続き、

そのうえ、激しく傾斜するグリーンサイドには、バンカーやクリークが待ち受けていました。

左右のドッグレッグに加え、風の影響を受けたり、

コース両側から木がせり出したりしているホールもあり、

そこで求められるのは、左右高低を打ち分けられる技術が必要でした。

それも、フェード、ややスライス、スライスといった打ち分けと同時に、

高さと低さが加味される球筋が打てなければならなく、

緻密なゲームプランを実践できるかどうかがポイントとなりました。

 

2011年の「全米オープン」覇者ローリー・マキロイは

「最初の6ホールが本当に難しく、パーを拾っていく感じ。

最後の5ホールは、ただただ耐える感じになる」と、

優勝スコアがアンダーパーに到達しないことを示唆していましたが

「我慢比べ」に耐え切った選手が、最後に笑うことになるのは間違いありませんでした。

 

その世界最難関の「全米オープン」に、日本の「怪物ルーキー」松山英樹が初めて挑みました。

今シーズン、プロ転向2戦目で優勝を手にすると、5戦目で早くも2勝目を挙げ、

賞金ランキングは堂々とトップを快走しています。

強い決意で挑んだ「全米オープン」最終予選会でも、

2位に4打差をつけるトップ通過で出場権を手にしています。

アマチュア時代から海外メジャーでの優勝を公言してきた松山が、

プロとして初めて挑むメジャー大会でどんな戦いを見せてくれるのかに注目が集まりましたが、

練習ラウンドで「このコース、やばくないですか?」という本人の言葉通り、

ドライバーを握った9ホールでは1度もフェアウェーをキープすることができませんでした。

さらに、「日本ではラフに入れてもパワーで何とかなるけど、ここはそれがまったく通用しない」と、

初めて体感した「世界一難しい全米オープン」のセッティングに悲鳴をあげていました。

 

しかし高い対応力で、初めての練習ラウンドではかなり苦しめられたラフでしたが、

2日目の練習ラウンドではいろいろな状況を想定して柔軟に対処し、

ロブショットやピッチエンドランを駆使して、入念なアプローチ練習を行ない

「今日みたいなゴルフができれば、戦えると思う」と真剣なその表情からは、

本番に向けての確かな手応えがうかがえました。

 

予選ラウンドは世界ランキング1位のタイガー・ウッズと、同2位のローリー・マキロイ、

そして同3位で、「マスターズ」覇者のアダム・スコットの同組対決が話題になりました。

タイガーが「今回のペアリングは素晴らしい。こういうペアリングは選手としても楽しみ」と話せば、

R・マキロイも「たくさんのギャラリーがついて、大きな声援を受けられそう。

その中でプレイできるのはうれしい」と、豪華な組み合わせを歓迎。

A・スコットも「今年の大きな注目は、タイガーとローリーだろう。

彼らがいるから、自分は世界の3番手なんだ」と、タイガーとR・マキロイを立てながらも

「マスターズチャンピオン」としてさらなるランクアップを狙っているようでした。

今季はすでに4勝と絶好調のタイガーは2008年の「全米オープン」以来、

5年ぶりのメジャー制覇へ万全の態勢で臨み、

2年ぶりの「全米オープン制覇」を狙うR・マキロイは、

徐々に調子を上げて世界ランキング1位奪回へ試金石の戦いでした。

 

ジャンボ尾崎に「やっぱり、天性のセンスの良さがあるね、スイングアークが大きい。

最近の選手はフォローからフィニッシュにかけて左手の動きが小さいけれども、

あの子は大きい。あれだけのパワーを持っている人間は

「舵を取る」左手がしっかりしていないといけない。

あの子は、その辺がしっかりしている。

オレにも、ああいうときがあったのかなぁ」と笑顔で語っていました。

ジャンボは全盛期だった1980年代後半から1990年代中盤までの間に

優勝を積み重ねて、世界にも類を見ない「プロ通算113勝」という金字塔を打ち立てています。

しかしながら、ジャンボはその偉業について「惜しいのは40歳を過ぎての勝ち星が、

それ以前よりも多いんだ。もっと全盛期のときが若ければなぁ」と残念そうに語っていますが、

最も結果を出していたときには、すでに体力、瞬発力、持久力など、

年齢的な衰えを感じていたということなのでしょう。

さらに若くして「マスターズ」というメジャーで結果を残し、

プロ入りしてからの快進撃を目の当たりにすると、ジャンボが羨むのも無理はありません。

 

「マスターズ」や「全英オープン」で優勝争いを演じた中嶋常幸が

興味深い話をしています。「突き詰めれば、経験の中で蓄積していく「知恵」なんですけどね。

例えば、グリーンまで残り200ヤードで、選手が8番アイアンだと思ったら、

それでボールは届くんです。プロゴルファーならそれができる。

でもね、そこで、しっかりと6番アイアンで距離をコントロールできる選手が生き残れる。

グリーンに乗った、バーディをとった、だけでは勝てない。

72ホールは続かない」つまり、余力を持ったプレイができなければいけないということで、

限界を超えてしまうようなギャンブルショットを放つと、

その後のゲームコントロールに支障をもたらすということです。

最終的に8位となった1986年「マスターズ」については「あのときは、

技術も体力も、外国人選手と比べて正直劣っていた。

それで、なんとか精神力でカバーしようとするんだけど、

それじゃ、無理が生じる。つまり心・技・体の三位一体というのは、

三角形でなく、横並び。しかもそれが高いレベルで」と、

惜しくも敗れた原因を自身が分析していますが、

松山は体力的には世界でもひけをとっていません。しかも松山は、

中嶋の言う、大きな番手でコントロールショットが打てる、対応力の高いプレーヤーです。

「遼より先にメジャーを勝ちたい。4大メジャーなら何でもいい。

まずは出場権を得るためにも、国内で実績を残し、

世界ランキングを上げていきたい」と語っていましたが、

ポイントが高いメジャーで、上位に行くことが一番の近道です。

 

雷雨の影響で2度も中断する波乱の幕開けとなった初日。

「全米オープン」初挑戦の松山は、予定のスタート時間よりおよそ3時間半遅れの、

現地時間17時56分という、日本ではとても考えられないような遅い時間からのスタートでした。

そんな異例の状況の中、松山は「スタートが遅れすぎて、逆に緊張した」と言いながらも、

動揺することなく冷静なゴルフをして見せたのです。

最初のホールとなった11番パー4。記念すべき「全米オープン」初のティショットは、

3番アイアンでフェアウェーをキープ。2打目でしっかりとグリーンをとらえて、

パー発進と上々のスタートを切りました。その後も、冷静にパーを重ねていましたが、

15番パー4のティショットがフェアウェー右の深いラフへ。

ついに「全米オープンの罠」につかまってしまったのですが、

深いラフからの2打目を、持ち前のパワーでグリーン手前の花道まで運んで、

パーをセーブ、さらに17番パー3でも、ティショットをグリーン手前のバンカーに入れながら、

そこからピン横1.5mに寄せるスーパーリカバリーショットを披露しパーセーブしたところで、

日没サスペンデットとなり、初日の7ホールすべてをパーで終え、

初めての挑戦となる「世界一難しい全米オープン」のセッティングを

見事に攻略する上出来な滑り出しでした。

ラウンド後、本人も充実した表情を見せ「イーブンパーで終えたのは大きい。

(前日の練習と比べて)ショットも良くないし、パットも今ひとつでした。

それでも、フェアウェーをキープして、ピンチもしっかりセーブできた。

パットとショットの調子をともに上げていければ、いいところにいけるのかな」と、

迎えた2日目は、第1ラウンドの残り11ホールと第2ラウンド18ホールの、

合計29ホールを消化する過酷な一日になりました。

第1ラウンドの再開ホールとなった18番では、ティショットを右のラフに入れると、

2打目でフェアウェーに戻すものの、3打目がグリーン右のバンカーにつかまるという

ピンチにいきなり直面しました。バンカーからの4打目も寄せ切れず、

2パットのダブルボギーと最悪のスタートを切りながら、

第1ラウンド後半の6番では、3打目を直接カップにねじ込んで

「全米オープン」で初めてのバーディ奪取。

さらに8番でもバーディを奪って、第1ラウンドはトータル1オーバーと、

首位に4打差の16位タイという好位置で終えたのです。

 

それから、わずか30分後にスタートした第2ラウンドでも、

2~3mのパーパットをことごとく沈め、我慢のゴルフを続けたのですが、

疲れが出たのか、後半に崩れて5つスコアを落とし

トータル6オーバーの暫定43位タイと予選通過は

ほほ確実なものとして、ハードな一日を終えました。

「後半は集中力を欠いていた。ちょっとミスをすると、

続けてミスをしてしまう。悪い流れでいって、切り替えもうまくいかなかった」と、

松山は反省の弁を述べていましたが「全米オープン」初挑戦の2日間、

良く粘り、攻めるところと守るところを見極める「コースマネジメント能力」の高さから、

決勝ラウンドでの戦いにも期待が持てました。

2日目を終わりフィル・ミケルソンと、予選ラウンドで松山と同組だった

ビリー・ホーシェルが1アンダーで暫定首位。

1打差で、ルーク・ドナルド、スティーブ・ストリッカー、ジャスティン・ローズ、

イアン・ポールターら実力者が名を連ね、タイガー、ローリー・マキロイも、

3オーバーとわずか4打差で上位をうかがう混戦模様となりました。


トータル8オーバーで、この日に5ホールを残していた藤田寛之は、

残りホールで2つスコアを落としトータル10オーバーで予選落ち。

トータル18オーバーでホールアウトした塚田好宣、

トータル21オーバーの上田諭尉も予選落ちとなり、

決勝ラウンドに進む日本勢は松山のみとなりました

4年連続4度目の挑戦となる43歳の「賞金王」藤田寛之、

藤田と同い年で今季の日本ツアー開幕戦でツアー初優勝を飾った塚田、

そしてメジャー初挑戦となる上田でしたが、世界最難関コースに対して、

いかに対応できるかというのは参加選手すべてに課された課題を

クリアすることができず予選落ちと残念な結果に終わりました。

しかし「全米オープン」に参加して得たものも多いはずで、

これからのシーズンに生かしてくれることと思います。

 

「全米オープン」の3日目。トータル3オーバーの13位タイと

好位置をキープして2日目を終えたタイガーは、

1バーディ・7ボギーの「76」と崩れ、トータル9オーバー31位タイに後退。

08年以来のメジャー制覇が大きく遠のいたラウンドでした。

フィル・ミケルソンが単独首位に浮上し、悲願のビッグタイトルへ王手をかけたのです。

P・ミケルソンは99年、02年、04年、06年、09年と「全米オープン」で

過去5度も2位に甘んじてきました。

悲願のナショナルオープン制覇へこのチャンスを活かすことができるかに注目が集まりました。

トータル6オーバーの37位タイで予選通過を果たした松山は

ディフェンディングチャンピオンのウェブ・シンプソンらと同組で

INコース11番からスタート。松山は14番でボギーが先行すると、

難関の18番もボギーとし2つスコアを落としてハーフターン。

2番パー5はバーディを奪うなど粘りを見せたものの5番から3連続ボギーをたたき

トータル10オーバーまでスコアを落としてのホールアウトでした。

ショットは3日間好調をキープしていたのですが、

この日はパッティングに苦しみ我慢のラウンドとなりました。

過酷なセッティングに苦しんだのは世界のトップ選手達も同じで、

順位は39位タイに踏みとどまり最終日に挑むこととなったのです。

その最終日、松山は6バーディ、3ボギーで回り、

今大会のベストスコアに並ぶ「67」をマークし、

通算7オーバーで終え10位タイに食い込み、

来年度大会の出場権を獲得。

全米オープン初出場の日本人選手としては、

1987年大会で17位となったジャンボ尾崎を抜いて、最高成績となりました。

「昨日終わった後の練習の時から、すごく良かった。いい感じで振れていたので、

今日は行けるんじゃないかと感じていた」と、出だしの1番をボギーとするものの、

すぐに次の2番のパー5でバーディを奪い返すと、

7番までに3バーディ、2ボギーと、最難関コースに対し、リスクを覚悟で果敢に攻め込みました。

すると後半、303ヤードと短い10番で、第2打をピンそば1メートルにつけてバーディ。

11番は「自分でもびっくりした」と12メートルを沈め、さらに12番では右から4メートルと、

中盤の3連続バーディで一気に順位を上げ見せたのです。

17番パー3で3メートルのチャンスを逃し、悔しがっていましたが

「18番のボードを見て『そういえば66って出てないよな』と思って。

最後はバーディを狙いにいったけれど、全然ラインが違いましたね」と笑顔で答えていました。

「世界のトッププロが3アンダーしか出ない。その中で自分が今日、

3アンダーで回れたのはすごく自信になる。難しいけど、こういうプレーを続けたら…続けたられら、

勝てるんじゃないかと思う」と大きな「経験」を、またひとつ積み重ねたようです。

 

優勝はJ・ローズでした。2007年には欧州ツアーナンバーワンに与えられる

「ハリー・バードントロフィー」も手に入れ、2010年にはPGAツアーで2勝をあげ、

昨年は「キャデラック選手権」を制し、自身初めてとなる「WGC」タイトルも手にしています。

昨年9月のメダイナでの「ライダーカップ」において、

彼は日曜日のシングルスでフィル・ミケルソンとの戦いを制し、

欧州チームの勝利に貢献しました。しかしチーム優勝を上回る喜びを

「全米オープン」の優勝によって得ることとなりましたが

「ライダーカップ」での勝利は、今回の競り合いにも大きな力を与えたことでしょう。

P・ミケルソンは前半5番までに2つのダブルボギーを叩いて、

早々に失速。しかし10番パー4で、右サイドから残り75ヤードの第2打をカップに放り込み、

起死回生のイーグルでトップタイに並び意地を見せますが、

最後までワンストローク及ばず終戦。この日が43度目の誕生日だった

「ビッグレフティ」は、今年の「父の日」もまた6度目の2位と

大きな失望感を味わうことになりました。

 

男女ともに新しい風 6月15日

今年の日本女子ツアーは初戦を優勝した森田理香子が勢いをつけたのか、

佐伯三貴の2週連続優勝や横峯さくらの1年11か月ぶりの優勝。

ベテラン茂木がメジャー初制覇を挙げ、さらに森田、比嘉真美が

今シーズン2勝目を挙げるなど「リゾートトラストオープン」までの

13戦中10勝と日本勢が好調です。

「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」は首位からスタートした森田が

「74」と2ストローク落としながらも、1打差で辛くもツアー通算4勝目、

今季2勝目を手にしたのですが過去3勝は、いずれも最終日に逆転をして獲得したもので、

逃げ切っての優勝は、森田にとって初めての経験となりました。

インタビューで「苦しかったです」と語った森田でしたが、

前半は余裕を持てる展開でした。2位で追う大山志保がスコアを伸ばせず、

5ホールを終えてリードは4打差にまで広っていたのです。

しかし「OBが出たあのショットから始まった」という6番パー5のティショットは、

左サイドの崖下へと消えて痛恨のダブルボギー。

9番パー5では3パットのボギーを叩き、2位に1打差に迫られて後半9ホール、

師事する岡本綾子からいつも言われている

「勝負のサンデーバックナインから」を実感することになりました。

自滅により追い詰められる展開で、なかなか決定的なバーディチャンスを呼び込めない、

息詰まる膠着状態が続きました

ピンチを乗り越えながら、勝機をうかがう苦しいプレーが続き、

11番ではオーバーした返しの1.5メートルを入れて踏みとどまり、

16番のパー5では3打目をグリーン手前のラフにショートさせ、

寄せきれなかった微妙な2メートルのパーパットをなんとかねじ込んで首位を死守。

結果としてはサンデーバックナインでバーディこそ奪えませんでしたが、

ノーボギーに抑えるゴルフで9つのパーを並べて、

 辛くも逃げ切ったという内容でした

「バーディがなかったことは、練習しないとダメ」と、

師匠から重要性を説かれている「サンデーバックナイン」で、

伸ばせなかったことを反省していましたが

「去年ならボギーを打っていたところもあったと思う」と、

自らの成長を実感させてくれる「勝負のサンデーバックナイン」でした。

自身初の逃げ切り勝利は、追い詰められ、緊迫した中で

最後まで粘り通した結果でさらに大きく成長してくれそうです。

 

その森田の2週連続優勝が期待された「リゾートトラストレディス」でしたが、

初日2オーバーの72位タイと大きく出遅れてしまします。

予選落ちすら意識する2日目のスタートでしたが2日目に

ベストスコアタイとなる「66」をマーク。

トータル4アンダーまでスコアを戻し、

順位も一気に7位タイまで浮上と好調ぶりをアピールしていました。

森田はスイングをさらに綺麗なものにするため新たな課題に取り組んでいるようですが、

初日はそれが上手くできなかったようです。「思ったことはすぐにやりたい性格ですし、

賞金ランクが上にいるから試すことができます。

早く自分のものにしたいですね」と、2日目のビッグスコアという結果につながりました。

試合の中で新たな進化を目指していますが、最終日には単独3位まで追い上げ、

やはり今年の賞金王レースの主役は森田の様です。

 



「リゾートトラストレディス」の結果は、強風の「ヤマハレディースオープン」で

初勝利を飾った19歳の比嘉が、岡本門下生の服部真夕を1打差で振り切り、

今シーズン2勝目を挙げています。比嘉はアマチュア時代から2010、

11年JGAナショナルチームのエースとして活躍した逸材です。

2011、12年と「日本女子アマ」を連覇し12年「日本女子オープン」では

ベストアマを獲得しプロ入りしています。

プレーぶりは落ち着きがあり19歳の新人とは思えず、

これからのさらなる活躍が期待できる「新星」の誕生です。

 

 

国内男子ツアーは国内メジャーの今季初戦となる

「日本プロゴルフ選手権・日清カップヌードル杯」が開催されました。

今シーズンの話題を独占している松山英樹は2日目に2つのバーディをマークしたラウンド後、

スコア提出場に入るなり、顔を強張らせることとなりました。

問題となったのは15番ホールでしたが、左サイドの木の下から

第2打を放とうとクラブをセットアップした際、ボールがわずかに転がったということでしたが、

松山は心の動揺を抑えながら「テレビのスローで見たら、半転がりくらいしていた。

自分では気づかなかった」と説明し「ボールを見ずに、グリーンを、目標を見てソールをして、

クラブを外した時にボールが動いていたという感じです。自分のミスなので仕方がないです」と

語っていましたが、ボールが動きそうに感じる時、

多くの選手はソールをせずにヘッドを浮かせて打つのですが

注意が足りなかったということでしょう。

「帝王」J・ニクラウスが「バンカーではしないのだから」と、

すべてのクラブでソールしないのは有名な話です。

本来であれば1打の罰を加えて、元の位置から打ち直さなければならなかったのですが、

このルールに反したということで、ホールアウト直後にVTRの確認を経てから

2ペナルティを科されることになりました。

相当ショックを受けたのか、練習はせずにそのまま宿舎へと帰ったといいます。

映像で発覚した疑惑についての、スコア提出前のビデオ確認は昨今のゴルフでは「常識」ですが、

松山は「何で気づかなかったのか」と自分を責めていたようです。

ネットなどで配信される外野の声や中傷にも耐えなければならず、

4位タイで決勝ラウンドを迎えた朝も「テンションが上がらない」と口にしていました。

しかし、同組のナイスガイ深堀圭一郎、そして東北福祉大の先輩の宮里優作が、

寛大な態度で受け入れてくれたことで気持ちを持ち直したようです。

この日、仙台に戻るスケジュールをキャンセルして、

コースに戻った同大の阿部靖彦監督は

「優作も『監督、“こういう時”は任せておいてください』なんて言ってくれてね」と

教え子達の「絆」に感謝していましたが、

キャディ、そして専属トレーナーにも大学のOBを起用して

ツアーを転戦する松山とともに、谷原秀人、池田勇太、藤本佳則と、

同大出身選手はいまやツアーにおける巨大勢力となりました。

先輩達も一目置く潜在能力と寡黙な人柄から、

温かい手が差し伸べられているのでしょう。

松山は日本のトッププレーヤーとなった今も、同大ゴルフ部のキャプテンも務めています。

「英樹は1、2年生のころからキャプテンになることが自然に決まっていった。

強いだけではなく、彼が大学4年間で人間的に成長する上で、

チームを引っ張る時間は必要なこと。

「星野英正、谷原、勇太…彼らが教えてきてくれたものを、

後輩たちに伝えるのも英樹の仕事」と阿部監督は語っています。

 

3日目を「67」と爆発し、4打のリードで史上最速のメジャー制覇に王手をかけて臨んだ最終日、

松山は1番ホールで50㎝の短いパーパットを「簡単に打ちすぎた」と、外したことで、

パッティングに違和感が生まれます。

4番からの4連続ボギーで首位争いは混戦状態になりました。

後半は持ち直し14番で首位に1打差と迫るバーディを決め、

15番では15mをねじ込み首位タイに浮上します。

しかし18番で2mのパーパットを外し、プレーオフ進出を逃し2位に終わりました。

「やっぱり今日一日、ラインを読むのに迷った分、切れるか切れないか、

すごく迷って、キャディに『真っ直ぐ行こう』と言われたんですけど、

自分の中で不安があって、ちょっと右を向いたら右に抜けましたね」と、

1ストロークの重みを再認識させられた大会でした

「パットが悪い時にパーをセーブできるアプローチが無いと苦しくなる。

ショートゲームを磨かないといけないですね、良い勉強になりました」

悔しさをかみ殺しながら、会場に残って列を作っていたファンに丁寧にサインをしていたそうです。

屈辱の敗戦も「経験」として大きな「成果」に変えてくれそうな気がしていました。

ジャンボ尾崎の「エージシュート」に続き、井戸木鴻樹の

「全米プロシニア選手権」優勝と続いたジャパンシニアの活躍ですが、

58歳の中嶋常幸がスーパールーキーに挑みました。

「ダイヤモンドカップゴルフ」の3日目。トータル2アンダーからスタートした中嶋が

この日ベストスコアとなる「66」をマークしてトータル8アンダーでホールアウト。

松山と並んで首位タイで最終日を迎えることとなったのです。

中嶋が優勝すれば、尾崎の持つ最年長ツアー優勝記録(55歳7か月29日)を

大きく更新する58歳7か月29日、ツアー49勝目という偉業達成を目指し、

好相性の大洗で久々に中嶋のゴルフをアピールしたのです。

ここ数年は不調で苦しい戦いを強いられていましたが

「きっかけはメタボ。体重が95キロになっていて、

それからダイエットを始めた」のですが、食事をとるタイミングの調整や、

アルコールなどを控えて1年をかけて10キロの減量に成功。

スイングにもようやく往年のキレがもどってきたといいます。

さらにドライバーのへッド体積を380CCと小ぶりのものに変更し

「小さいヘッドが好きで、当たればスイートスポットというイメージが持てる」と

使い始めるようになってからフェアウェイキープ率も向上しています。

最終日は最終組でツアーを席巻中の松山と同組対決になりました。

「なんであんな若いのと一緒に回んなきゃいけないのよ。

しかも最終組って、いい加減にしてくれよ」と嘆いていましたが

「自分と大洗との戦いしかない。そこに集中します」と、決意を語っていました。

最終日も8番でこの日3つ目のバーディを奪い首位に並んで見せたのですが、

9番のパー4で「カットをかけ損った」と左の林に打ち込みセカンドは出すだけ。

サードショットも乗らず、1メートルのボギーパットも外し痛恨のダブルボギーと

首位戦線から脱落してしまいました。

「14番からはエンジンの壊れた船、流されてばかり」と、

終盤は吹き付ける風に翻弄され、上がり4ホールで3ボギーと6位タイに終わりました。

トーナメントは破竹の勢いを見せている松山が、直近2試合で2位に甘んじていた鬱憤を、

大洗で晴らしてみせました。首位タイからスタートした松山は、

4バーディ、3ボギーの「71」で回り、通算9アンダーで今季2勝目を手にしたのです。

アマチュア時代を含めた過去の2勝とは違う、

大震災からの「復活・大洗」で掴んだ1勝でした。

「日本プロゴルフ選手権」では単独首位からスタートした最終日に大逆転負けを喫し、

この日も8番で一度は中嶋に譲った首位の座を10番で奪い返し、

そのまま逃げ切っての優勝でした「今日も負けるんじゃないかと思った。

日本プロのことが頭に残っていたので。勝つことができて、自信になります」と、

ショット、パットともに内容には満足していない様子でしたが

「バーディを獲れずにイライラした。ストレスも溜まった。

でも、無駄な一打を打たなかったことが大きい」と、

終盤に一打落とすと流れが変わる展開を

、耐えに耐えて勝ち取ったこの勝利という結果には、大きな意味があります。

プロ5試合目で早くも2勝目を挙げ、獲得賞金は早くも7394万円を超えています。

2位のキム・ヒョンソンは約3918万円と、ぶっちぎりで賞金レースを引っ張っています。

しここ2試合はいずれも1打が届かず2位に終わっていたことに対しては

「早いという気持ちよりは、2回勝てなかったということが悔しいというのもありますね」と、

毎試合優勝を狙うという、逞しささえ感じるコメントも残すようになりました。

 

アマチュア時代の11年「三井住友VISA太平洋マスターズ」では

、最終日にホールインワンを決めた同学年の石川が隣にいました。

プロ1勝目「つるやオープン」の時は「62」という「エージシュート」で

「ベストスコア賞」を獲得したジャンボが、

そして今大会は同じく3日目に「ベストスコア」を出した中嶋が、

無数のカメラに一緒に納まることになりました。

やはり何かを持っているツアールーキーですが、

同じステージで戦いを終えた、すべての「ゴルフ界のレジェンド」が

松山に期待を込めて讃えています。

最新世界ランクは63位まで順位を上げ、70位の藤田寛之を抜いて日本勢トップとなりました。

13日開幕の海外メジャー第2戦「全米オープン」に初出場を決めています。

5月27日に茨城県の大利根CCで行われた日本地区予選(36ホールストロークプレー)を、

2位に4打差の8アンダーをマークして1位で通過を果たしたのです。

松山が海外メジャーに出場するのは、アマチュアとして「マスターズ」に出場した

2011年、12年に次いで3度目になりますが、プロ転向後は今回が初めてです。

「まずは予選通過を目指して、その後は上位を狙いたい」と抱負を語っていますが

「マスターズ」出場のためにも、少しでも上位に食い込んでほしいものです。

「全米オープン」に対する印象については「難しいセッティングというイメージがあります。

フェアウェイキープが大事になると思います」と語り、

レイアウトやヤーデージを見た松山は「長いホールと短めのホールがあるので、

距離の長いところはドライバーでの正確性が要求されますし、

短いところは場合によってはアイアンでティショットを打つことになるかもしれません」と、

コース攻略のイメージを披露していました。

アマチュア時代から海外での豊富な試合経験を持つ松山は「時差ぼけは大丈夫だと思います。

食べ物の問題もないですかね」と、今季2勝と押しも押されもせぬ日本のトッププロとして、

最高峰の舞台に殴り込むことになりました。



タイガーとの確執と、アジアのライバル

米国男子ツアー「ザ・プレーヤー選手権」の最終日、世界ランキング1位の

タイガーが最終ラウンドでトータル13アンダーまでスコアを伸ばし今季4勝目を挙げました。

最終日のタイガーは、日没サスペンデッドとなった第3ラウンド続きの4ホールを消化

セルヒオ・ガルシア、デビッド・リングマースと並んで

トータル11アンダー首位タイで最終ラウンドを迎えたのです。

最終組の1つ前でプレーしたタイガーは、前半で2つスコアを伸ばすと、

後半12番もバーディとしてトータル14アンダーまでスコアを伸ばし単独首位で終盤戦へ。

14番ではティショットを池に落としダブルボギーを叩いてS・ガルシアらに並ばれたものの、

16番をバーディとして再び単独首位に立ちました。


最後まで食い下がった最終組のS・ガルシアも16番をバーディとして

タイガーに並んだのですが、アイランドグリーンの17番パー3でぎりぎりを狙ったショットが、

2度とも届かず池に消え優勝争いから脱落してしまいます。

クラブハウスリーダーとして後続を待ったタイガーがそのまま逃げ切り、

2001年大会以来2度目の「ザ・プレーヤーズ選手権」制覇を達成しました。

今季は米ツアー7戦して4勝と、これまで以上のハイペースで勝ち星を重ねているタイガーですが、

世界ランキング1位の座も不動のものとして、完全復活へ残すは

08年以来遠ざかる「メジャー制覇」のみとなりました。

通算78勝目を挙げ、サム・スニードの史上最多勝利数82にあと4つと迫り現実味を帯びてきました。

 

「ザ・プレーヤーズ選手権」がPGAツアーで自身300試合目だったタイガーは、

100試合目、200試合目も自らの勝利で祝福してきた節目を、

今回も優勝と「王者」の強さを見せたのです。

勝率はなんと26%で、4試合に1回以上は勝っている計算になります。

しかも、S・スニードの78勝目が46歳と12日だったのに対し、

タイガーは37歳4ヶ月12日とそのペースも遙かに上回っているのです。

「高い球、低い球、左から右、右から左、自分が思うとおりのショットが打てた。

14番のティショットを除いてね」とこの日のプレーを振り返ったタイガーですが、

打つ前までキャディと笑いながら会話していても、

すぐにスイッチが入る集中力は秀逸で、スイング技術、メンタル、フィジカルに加えて、

恋人の出現で充実してきた私生活と、タイガーの強さが際立った大会でした。

 

「マスターズ」でドロップの処置を誤り、翌日になって

ルール違反に問われながら2打罰のみで失格を免れた出来事は、

マスターズ委員会の決定ですが確認作業を怠り、ルールを正しく理解していなかったことは事実で

「自ら失格を申し出なかった」と、タイガーに対する批判の声が上がっていました。

「マスターズ」後、初の試合出場となった大会で見事に勝利を飾ったことで、

タイガーは周囲から上がっていた声を封じ込め「マスターズ」での悪いイメージを、

見事に払拭したことにしたかったことでしょう。

 

しかしこの大会でもタイガーは物議を醸す主役となりました。

2012年の全英オープン第2ラウンド以来の同組となった

S・ガルシアとタイガーの2人が最終組となり、多くのギャラリーを引き連れてティオフしました。

共にパーで1番をホールアウトしますが、事件は続く2番(パー5)で起きました。

S・ガルシアは3Wでフェアウェイキープしますが、

タイガーのティショットはフックして左の林の中に打ち込んでしまいます。

第2打を先に打ったのはS・ガルシアでしたが、このショットは大きく右へ曲がり、

今度はS・ガルシアの球が林の中へと消えてしまいます。

直後に左サイドのタイガーを見やり、苦々しく顔をしかめたS・ガルシアでした。

 

打とうとしたとき、タイガーが5番ウッドをバッグから抜いて2オン狙いの姿勢を見せたことで、

ギャラリーが上げた歓喜の声が、S・ガルシアのスイングを阻害したとして

「同組の相手が先にショットしようとしている状況をタイガーは気遣うべきだった」と

S・ガルシアはタイガーを批判したのです。

「タイガーが左サイドに居ただろう。自分がショットを打つ番だった。

タイガー打つのを見るために多くのギャラリーを移動していたので、

僕はそれを待っていた。彼は、僕が打つ準備が出来たことを知らなかったんだと思いたい。

でも、だいたい雰囲気で分かるものだろう?まさにバックスイングでトップに来たとき、

彼は5Wか3Wをバッグから抜いたのに違いない。と同時に、

それを見たギャラリーが喝采を浴びせた。望ましいことではないよね。

運が無かった。もし何も起きなかったとしても、同じ所に打っていたかもしれない。

でも、もしナイスショットをしてバーディを奪えていたら、

1日の流れは少し違っていただろうね」と苦言を呈していますが、

S・ガルシアはボギーでタイガーはバーディと明暗が分かれたホールとなりました。

 

ラウンド後のタイガーの釈明は「マーシャルが、彼はもう打ったと言ったので、

クラブを抜いて準備をした。あとで彼のコメントを聞いたけど、

あいつが何かに不満を漏らすのは別に今に始まった話じゃないからね、

 何かに文句を言っているとしても驚きはしないね」と対決姿勢でしたが

その言葉を聞いたS・ガルシアは「そうかい。少なくとも、僕は自分に嘘はついていない。

自分のやっていることは分かっているし、彼も彼のしたいようにするだけさ」と語りましたが、

S・ガルシアの奥歯にものの挟まったような言い方が、二人の確執の深さを表しています

 

タイガーは「セルヒオはすべてを正しく把握していない。

セルヒオはすでに第2打を打ったとマーシャルから言われたからこそ

僕は5番ウッドを抜いた」と語りましたが、再放送を見ると、クラブを抜いた後、

S・ガルシアの方向を指さして口元に手を当てて静かにするよう

ギャラリーに言っているようにも見えました。

もし故意だったとすると、タイガーは嘘をついたことになります。

S・ガルシアの応酬は「タイガーは一緒にプレーしたい選手ではない。

彼はツアーでナイスガイなんてもんじゃない。お互い嫌いな間柄だ。

僕らは2度と一緒にプレーしないほうがいい」とまで公言してしまったのです。

 

1999年の「全米プロ」での直接対決で始まった2人のライバル関係ですが、

それ以降は決して健全なライバル関係ではありません。

S・ガルシアは惜敗した全英オープンで「俺には出場選手以外に敵がいる」と、

見えない何かのために、メジャーが取れないと言い放ち波紋を呼んだこともあります。

「なるようにしからならない」と、全ての責任は自分にしかないと発言している

タイガーとS・ガルシアは違うタイプのプレーヤーで、理解し合うことは無理なのかもしれません。

しかしこの件はこれだけでは終わらなかったのです。

その場にいたマーシャルがタイガーの発言に異議を唱えているのです。

タイガー&ガルシア組に付いていたマーシャルのゲーリー・アンダーソン氏は

「彼は我々に何も聞いてこなかったし、我々も何も言っていない。

選手には話しかけるなと言われています」とコメントしたのです。

またアンダーソン氏のスーパーバイザーのジョン・ノース氏は、

最初の3ホールのチーフマーシャルとして現場にいたのですが、

タイガーのボールを真上から見下ろすように守り、

タイガーがショットをした時は2メートル以内の場所で見守っていたそうです。

「我々に声を掛けなかったし、我々から声を掛けることもなかった。

タイガーのコメントを聞いて残念だ。我々の仕事は選手たちを守り、

そしてファンの皆さんに試合を楽しんでもらうこと。

タイガーは自分に都合のよい発言をした。品性を欠く発言だった、

認めたくはないが。実はタイガーを応援していた。でも、今思うといたたまれない」

タイガーの発言を批判しています。

ボランティアのマーシャルを30年間務めているノース氏に対しては、

選手からは感謝の言葉を贈る場面はあっても、経験豊富なマーシャルが、

選手に声をかけるということは絶対にありません。

自身の不注意を、無償で試合運営を手伝ってくれている

マーシャルになすりつけたとすると大問題ですが

「マスターズ」に続いて、ゴルファーとしての品格を疑われるほど

タイガーの事後処理は感心できるものではありません。

しかし相性の合わないこの2人の「再戦」がメジャーで実現したら、また話題になりそうです。

 

日本での活躍を足がかりにPGAツアーに参戦したべ・サンムンが、

PGAツアー「バイロンネルソン選手権」で、逆転による初優勝を飾りました

ツアールーキーの昨年は「WGC・アクセンチュアマッチプレー選手権」で5位

「トランジションズ選手権」2位と、2度のトップテン入りでなんとかシードは確保していました。

今年も「ノーザントラストオープン」での8位タイが最高成績で、

期待したほどの活躍ができずにいましたが「1年目はコースや状況を学び、

環境に慣れるための時間。2年目は『よし、オーケー、良いプレーをしよう』

コースも知っているし、快適になってきた。インターナショナルプレーヤーにとって

環境に慣れて良いプレーをするために時間が必要なことを、

多分あまり多くの人は認識していないと思う」とコメントしています。

このコラムで何度も述べてきましたが、ライバルの石川にも慣れが必要なのです。

 

 海外に駐在している方はお分かりでしょうが、初めの一年は環境の変化についていけず、

あっという間に、時間だけが過ぎて行ってしまうものです。

環境に慣れ、自分で何かを決断して、仕事に生かせるようになるのは、

早い方で2年目からではないでしょうか。

韓国からアジアンツアー、日本という違う環境を経験してきたべ・サンムンが

2年目で成し遂げた初優勝ですが、もう少し「良い経験」が加われば、

石川にもチャンスが巡ってきそうです。

 

 ジャック・ニクラウス、フィル・ミケルソン、グレッグ・ノーマンをはじめ有名選手を指導し、

教えているプレーヤーをメジャーも含め80回~90回は優勝に絡めたという

リック・スミスにコーチを受けていたべ・サンムンですが、

スイング改造中の石川にもコーチは当然必要です。

滑り込みでも予選を通過しているのは、優勝争いの準備を積み重ねている段階と

コラムにも書きましたが、最終日に「ほぼ完璧なラウンド」と本人が語る「67」で10位に入りました。

しかし4日間を通して「納得がいくラウンド」で終わるには、

毎日スイングをチェックしてくれるコーチの存在が必要不可欠です。

 

 2011年の女子プロテストをトップで通過した、タイ出身のオナリン・サタヤバンポットが

「ほけんの窓口レディース」で通算6アンダーで逃げ切り、

タイ国籍の選手として、初のJLPGAツアー初勝利を手にしました。

ジュニア時代からタイのナショナルチームに3度選出されるなど活躍し

「小さい頃からアメリカでプレーしたいと思っていた」という夢を叶えるべく18歳で渡米。

インディアナ州にあるパデュー大学に進学し、06年にアメリカでプロ転向を果たしています。

翌07年には、下部ツアーのフューチャーズツアーで初タイトルを早々に獲得したのですが

「タイにいるコーチから日本を勧められた。タイからも近いし、

アメリカと比べてルーキーに対しても資格次第で出られる試合が多い」と、

日本ツアー参戦を決意したのですが、2012年シーズンのベスト10入りはありませんでした

今シーズンは「ダイキンオーキッドレディス」で3位タイに入り、好調をキープしての初優勝でした。

LPGAで活躍しているジュタヌガン姉妹も刺激になったのでしょう。

さらに米国LPGAの「モービルベイLPGAクラシック」でも、

惜しくも優勝を逃したタイ人女子プロゴルファーがいました。

ポルナノン・ファトラムは最終ホールでもバーディを奪い、

最終日「63」の猛追を見せトップで後続を待っていたのですが、

ジェニファー・ジョンソンが16・17番を連続バーディで抜け出し、

P・ファトラムを一打差で振り切り、初優勝を飾っています。

「キアクラシック」でも3位、メジャーの「クラフト・ナビスコ選手権」では13位と

今年は上位争いに加わってきていますが、これからも注目のプレーヤーです。

 

「ホンダLPGA」最終ホールの悲劇で、優勝を逃したA・ジュタヌガンは、

その後参戦したLPGAで2位、4位、3位、3位タイとすべてベスト5入りしています

「モービルベイLPGAクラシック」でも、その時点でトップのP・ファトラムに並ぶ、

最終ホール2mのバーディを逃し、結果4位タイに終わっていますが、

参加した5戦すべてでベスト5入りを果たすという大活躍です。

近いうちにLPGAでも「タイ人プレーヤー初優勝」が成し遂げられそうです。

オナリン・サタヤボンパットもいずれLPGAを目指すことになるのでしょう。

タイ人女子プレーヤーの活躍は、アジアのゴルフ界にとって明るいニュースですが、

日本勢にとっては韓国に次いでアジアからのライバル出現です。

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